今生きる大切さも

本当だったら、始まっていたアリーナツアー初日3月28日。

この日に、ようやくFNもドキュメンタリーも見れました。

映像では泣かないかも、なんて思っていたけど泣いた。何回みてもつらい。

黎弥さんがいうように、つらい公演もあったと思う。本当に本当に頑張ってくれてありがとう。 

 

「(翔太くんのことを)特にいう必要がないとおもって。でも台詞にもあるように、それって逃げてたのかも。」

この言葉は特に辛かった。

私はなっちゃんのことが大好きだから、なっちゃんのことを肯定するけどこれは肯定できない。

たまになっちゃんが自ら教えてくれる翔太くんのお話はとてもチャーミングで愛おしくて好き。だから翔太くんの死が観客を感動させるエンターテイメントのひとつになってしまったことが嫌で嫌で仕方なかった。

人が悲しみを消化するのに、「逃げる」という表現が嫌だった。

自分の大切なひとがいなくなってしまってどれくらい悲しくても前を向いていかなければならないなっちゃんは、逃げてるわけじゃないし悲しくてもステージに立ち続ける姿は強いと思うから。

前をむくことが正しい、そうかもしれないけどどう向き合うかは人それぞれだから、なっちゃんの思いを歪めるようなことはあってはいけないはず。

 

ドラマパートで自分が翔太くんのことをいうと決めて、そこに至るまでに葛藤もしただろうし、その葛藤はツアーが始まってからもあっただろうし、言うことの恐怖もあったと思う。初日は少し声が震えていたのを思い出だす。

名古屋公演で、「折角名古屋に帰ってきたのに、ここには翔太くんの姿がなくて」ぼろぼろ涙をこぼしながら言うなっちゃんは切なくて、それが本心なんだと何度も何度も実感して苦しかった。

最終日には「翔太くんはもうここにはいないかもしれないけど、変わらずにやっていこうよ」そう言うなっちゃんは誰よりも強かった。

映像で改めて観て、「デビューがきまった時も病室にいて」、そんなに前から決まっていたことだったのだと実感して。

毎回この台詞をきくたきくたび、翔太くんをこんなに早く天国に連れて行った神様を恨んでた。神様は本当に残酷。

 

ファンタ関連で新しいことがあると翔太くんがいたら…、と考えることがよくあります。それは私たちだけじゃなくってファンタもそう思っていて、それを言葉にして発してくれたこと、うれしかった。

私たちのエゴじゃなかったんだなぁって救われた瞬間でした。

翔太くんがコレオしたら「翔太の振りは細かいし難しい!」ってみんなで言ってたり、お衣装がしょたなつが監修したものだったりしたのかな。

考えたら止まらないけれど、これから先もこれは変わらないと思う。

 

FNのツアー中、あのシーンは特になっちゃんだけを見ていたからほかのメンバーってあまり記憶になくて。こうして映像になると、あのシーンをみんながどれだけの思いを背負ってやっていたかがわかるというか。

痛々しくて見れなかったのは、慧人さん。

ずっと下を向いていて、いつも笑顔でいようとしてくれる慧人さんの姿はそこになくって、「悲しい」を感じた。

もういいよ、無理矢理前を向かなくて。

前を向くだけが彼を思うことじゃないから。これまで強くいようとしてくれてありがとう。

 

FNもドキュメンタリーも見て、やっぱりFANTASTICSは強いと思う。

本当はやらなくてもいいことをやる勇気と強さ。覚悟。決心。

これからの未来を見据えている9人。

デビューのときからずっといっているけど、翔太くんを、FANTASTICSをスーパースターにしたいです。

なっちゃんの決意は私の決意でもあるので。

 

思い出したら、FN初日仙台公演もものすごい大きい台風がくる前日だったね。

翔太くんが出たい!って言ってるんじゃないのかなぁなんて思ってしまったの。

初めてのアリーナツアー、前途多難だけど9人で乗り越えていこうね!

 

 

とりあえず先にツアーグッズの画像だけでもみたいんですけど…