FANTASTIC NINE

個人的なFNの感想。


前半はとっても楽しかった。

今までに見たことのない、感じ。メンバーの新しい一面。こういうエンターテインメントもありだなあなんて、ステージに立つ8人を涙ながらに見ていた。

世界さんがステージにいること、はじめてのツアー。それだけで涙が溢れて止まらなかったのに、


後半のお芝居パート。

人の命を、大切な人の命を、想いをなんだと思ってるの?

それを、いちばん身近にいたなっちゃんにいちばんに言わせるの。

なっちゃんを、翔太くんを馬鹿にしないでよ。そんな想いしか湧いてきません。

FANTASTICS、触れないこともあった。けれど、自分達で、話してくれることもあった。

ちゃんと自分達の言葉で。話したいタイミングで。

今回はそうじゃない。

翔太くんの死を、商業化しないでほしかった。

あんなぼろっぼろになりながら、話すなっちゃんは見たくなかった。前なんて最初から向いてなかった。なっちゃんは、FANTASTICSはずっと立ち止まったままなのかもしれない。

デビュー決定を知らされた日、まだ翔太くんは生きていたんだと知った。なっちゃんが週刊で「あともうちょっと、というところだった」って口にしたのを思い出して、余計に腹が立った。

9人で、デビューがしたかった。

わたしたち、9人のパフォーマンスなにも見てないの。9人でいちどもステージに上がってないの。いつも「見えてるのは8人だけど、9人の気持ちでパフォーマンスする」って言うファンタが誇らしくて、節目のステージは9人を感じていたけれど、初日仙台は8人にしか見えなかった。

「商業的」につけた、STMN96のネックレスを痛痛しいくらいにぎゅっと握りながら台詞を言うなっちゃん

そんな顔をさせたくなかった。苦しかった。

なっちゃんに翔太くんを「あの人」って、呼ばせたくなかった。こんな形で翔太くんに触れるなら、いっそのこと触れてほしくなかった。

なっちゃんがどんな気持ちであのシーンを、どうして自分発信でやるって言ったのかわからない。本当にやりたかったの?

周りの大人は止めなかったの?(止めなかったからあるんだろうけど)

「仕方ない」ってなに?なんなの、そんな台詞本当にいらない。世界さんに言わせないでよ。諦めろってこと?諦められるわけないじゃん、仕方ないで済まない感情なの。

仕方ないで済んだらとっくに8人でいることに慣れてる。

毎回新しいシングルがでるたびに、イベントに出演するたびに、SOWやBOT、翔太くんがいたらどうだったのかなあ、なんて思う気持ちすら否定されたようで悲しかった。


他のドラマパートと、ライブが楽しいだけに落差が激しくって。どうしたって、脚本をかいた人を許せない。

最後まで、見守るけど、毎回毎回毎回苦しくなるのかあって行く前からしんどいです。